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【舌側矯正】笑うと歯ぐきが見えるのが悩みだった大学生のガミースマイル症例

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症例紹介

【舌側矯正】笑うと歯ぐきが見えるのが悩みだった大学生のガミースマイル症例

口元を手で隠してしまう“クセ”、身に覚えがありますか?

そんなお悩みを抱えて来院された20代女性の症例です。歯並びそのものは大きな問題がないと言われていたものの、笑ったときに歯ぐきが強調される“ガミースマイル”が長年のコンプレックスとなっていました。ガミースマイルは原因が複合することが多く、骨格的な要因から歯の位置・噛み合わせ・筋肉の動きまでさまざまな背景が関係します。

今回の患者様は、上下の歯を噛み合わせた際に下の歯がほとんど見えない「ディープバイト(深い噛み合わせ)」が見られました。この状態では、笑ったときに上の歯が過度に目立ちやすく、歯ぐきの見え方にも影響することがあります。

当院では、舌側矯正(裏側矯正)を用いて上顎前歯の位置を丁寧にコントロールし、歯ぐきの露出量が自然に見えるように矯正計画を立てました。舌側矯正は歯の“引き上げ方向”のコントロールが比較的行いやすく、ガミースマイル改善に適した方法のひとつとされています。

治療期間は約2年。見た目だけでなく噛み合わせにも配慮しながら、患者様が自信のもてる笑顔に近づけることを目指してサポートした症例をご紹介します。

 

来院理由・初診時の状態・治療までの経緯

患者様が来院された理由は、笑ったときに歯ぐきが大きく見える「ガミースマイル」を改善したいというご希望でした。周囲からは「歯並びは問題ない」と言われることもあったそうですが、ご本人にとっては長年気になる点であり、写真撮影や人前で笑う場面で口元を手で隠してしまうことが増えていたと話されていました。

ガミースマイルは、美容外科の分野や外科手術でしか改善できないと考えている方も少なくありません。しかし、原因によっては歯科矯正でアプローチできる場合もあります。今回の患者様も「矯正で改善できるとは思っていなかった」とお話しされており、まずは原因を丁寧に確認するところから診察を進めました。

初診時に口腔内を拝見すると、歯並びの乱れは大きくない一方で、上下の歯を噛み合わせた際に下の前歯がほとんど見えない「ディープバイト(深い噛み合わせ)」の状態が認められました。ディープバイトでは、上の前歯が相対的に目立ちやすく、笑ったときに歯ぐきの露出が増えて見えることがあります。

ガミースマイルの原因は複数あり、骨格的な問題や筋肉の働きによるものなど、矯正では対応しきれないケースも存在します。しかし今回の患者様の場合、噛み合わせの深さが主な要因であり、歯列矯正で改善が期待できるタイプでした。

ディープバイトを緩和しつつ、上顎前歯の位置を調整することで歯ぐきの見え方が自然なバランスに近づく可能性があることをご説明し、治療方針をご理解いただいたうえで矯正治療を開始する運びとなりました。治療方法としては、歯の移動方向を精密に管理しやすく、目立ちにくい舌側矯正(裏側矯正)を選択されました。

治療計画と方針の決定

治療計画では、ガミースマイルの原因の一つとなっていた「ディープバイト(深い噛み合わせ)」の改善を中心に、前歯の位置関係を精密にコントロールする方針を立てました。初診時のオーバーバイトは 4.5mm と深く、下の前歯がほとんど見えない状態でした。このような噛み合わせでは、上の前歯が相対的に強調され、笑ったときに歯ぐきが目立ちやすくなることがあります。

そこで、噛み合わせを適切な深さに整えることを目的に、治療前に行うシミュレーション(セットアップ)でオーバーバイトを約2mmに設定しました。上下の前歯の重なりを緩和することで、歯ぐきの見え方のバランスが整いやすくなるよう配慮しています。

さらに、前歯の位置バランスを整えるために、
・上顎前歯は現在位置から 約2.5mm舌側(内側)へ移動
・下顎前歯は現在位置から 約1mm舌側へ移動
となるように計画しました。これにより、前歯の前方へのボリュームが適切に調整され、口元の調和を図る設計としています。

前後的な距離であるオーバージェットも 2mm に整え、見た目と噛み合わせの双方において安定しやすい位置関係を目指しました。

治療方法には舌側矯正(裏側矯正)を採用しています。舌側矯正は、前歯を「歯ぐき側へ引き上げる」方向のコントロールが比較的行いやすく、ディープバイトとガミースマイルの調整を同時に進める今回の症例に適した治療方法のひとつです。

当院では2013〜2025の11年間で2,000症例以上の矯正治療に携わっており、舌側矯正にも多くの経験があります。これらの知見をもとに、患者様の希望と口元の特徴に合わせ、見た目と噛み合わせの双方に配慮した治療計画を立案しました。

治療の経過と内容

治療は、上下の歯の位置関係を丁寧に整えながら、ディープバイトの改善とガミースマイルの緩和を同時に進める流れで行いました。舌側矯正(裏側矯正)を採用したため、装置はすべて歯の裏側に装着され、見た目を気にせず日常生活を送ることができました。

治療開始後は、まず上下前歯の重なりが強くなっている部分の改善から進めました。深い噛み合わせが徐々に緩和されることで、上の前歯が相対的に強調されていた状態が和らぎ、笑ったときの見え方にも少しずつ変化が現れていきました。

また、前歯の位置を適切なバランスに整えるため、治療前のシミュレーションで計画した通り、上顎前歯をゆっくり舌側(内側)へ、下顎前歯も適切な範囲で内側へ移動させていきました。前歯の前後的なボリュームが調整されることで、横顔の印象や口元のバランスが落ち着きやすくなるよう配慮しています。

舌側矯正は、歯の裏側でワイヤーを調整していくため表側の矯正と比べて細かなコントロールが求められますが、その分、前歯を「歯ぐき側へ引き上げる」方向の動きが得意であり、今回のようにガミースマイルとディープバイトが重なるケースでも計画通りに歯を動かしていくことが可能でした。

治療期間は約2年。通院は月に1回ほどのペースで行い、その都度ワイヤーの調整や歯の動きの確認を行いました。治療後期には噛み合わせの微調整を行い、見た目と機能のバランスの両面に配慮しながら、仕上がりを整えていきました。

全体を通して、大きなトラブルもなく計画通りに進行し、ディープバイトの改善と前歯の位置の調整がスムーズに進んだ治療経過となりました。

ビフォーアフター

治療前は、上下の前歯の重なりが強いディープバイトの状態で、噛み合わせた際に下の前歯がほとんど見えないほど深い噛み合わせでした。この噛み合わせの深さが、笑ったときに上の前歯が過度に主張し、歯ぐきが見えやすくなる背景の一つとなっていました。

治療後は、前歯の位置と噛み合わせの深さが適切なバランスに整い、上下の歯が見える量も自然な状態へ近づきました。ガミースマイルの見え方も落ち着いた印象となり、笑顔のバランスがより調和の取れた状態に変化しています。

また、約2年の治療期間を経て、大学生のうちに治療を完了することができた点も特徴です。社会人になる前に口元の悩みが軽減できたことで、次のステージに向けて前向きなお気持ちで進めるようサポートできた症例です。

最終的に、噛み合わせと前歯の位置関係が安定したことで、口元全体の印象が整い、笑った際の自然な表情につながる仕上がりとなりました。

※仕上がりには個人差があり、すべての方に同様の変化が起こるわけではありません。

治療後の変化・患者様の声

治療後、患者様からは「笑うときに口元を気にすることが少なくなった」といったお声をいただきました。治療前はガミースマイルが気になり、歯を見せて笑うことに抵抗があったそうですが、治療後は自然に笑える場面が増えたと話されています。

また、大学生のうちに治療を終えることができた点も、患者様にとって大きな安心材料になったようです。これから就職活動や新生活を控える中で、「学生の間に口元の悩みをひとつ解消できてよかった」と前向きなご感想を伺いました。

噛み合わせが整ったことで、日常の会話や食事でも違和感が少なくなり、機能面でも変化を感じていただけたようです。

※患者様の感想は個人のものであり、感じ方には個人差があります。

年齢
20代(大学生)・女性
治療内容
舌側矯正(裏側矯正)
期間
2年
費用(税別)
矯正精密検査 :30,000円
舌側矯正:900,000円
※治療内容により異なる場合があります
リスク・副作用
治療後に後戻りが起こる可能性があるため、保定装置の装着が必要です。

当院の特徴/強み

当院では、見た目だけでなく噛み合わせや将来の歯の健康まで含めて総合的に考えた矯正治療を大切にしています。今回のように、ガミースマイルとディープバイトが重なり合うケースでは、前歯の位置や噛み合わせの深さなど、複数の要素を同時にコントロールする必要があります。当院では、こうした複合的な症例にも対応できる治療体制を整えています。

・2013〜2025で 2,000症例以上 の矯正治療実績
・舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正など、目立ちにくい矯正治療に注力
・国内外で研鑽を積んだ矯正担当ドクターが、精密な治療計画を立案
・一般歯科から矯正まで 一貫して対応できる総合歯科体制
・無料矯正相談やトータルフィー制度(定額制)により、費用面も事前に明確に提示

特に舌側矯正は、歯の裏側に装置を装着することで見えにくく、さらに前歯の位置コントロールを得意とする特徴があります。そのため、ガミースマイルやディープバイトの調整を併せて必要とする今回のような症例とも相性が良く、患者様のライフスタイルに合わせながら治療を進めることができます。

また、噛み合わせに関する治療についても、将来の負担をできるだけ減らせるよう丁寧に診査・診断を行い、長期的な視点を持った計画を提示しています。「見た目も噛み合わせも大切にする矯正」を軸に、患者様が自信を持って笑える口元づくりをサポートしています。

 

執筆・監修者

平野 琢起
平野歯科クリニック

院長:平野 琢起

  • ・日本臨床歯科医学会
  • ・日本顎咬合学会 認定医
  • ・日本口腔インプラント学会
  • ・IPOI オステオインプラント学会
  • ・日本審美歯科協会
  • ・日本臨床歯周病学会
他、所属学会、認定資格多数

まずはしっかりとお話を聴き、治療は相談してから

来院されてすぐに治療を始めるのではなく、まずは不具合の出ているところの症状などをしっかりとお伺いする時間を設けております。
治療にはどのような選択肢があり、どのようなリスクやメリットがあるのか。
それぞれの治療のリスクやメリットについてご説明させていただき、どのような治療を行うかを患者さんと相談したうえで決めていきます。

国内・国外で研鑽を積んだドクターが対応

当院は国内・国外で最新の治療を学び、地元箕面にてその技術を提供しています。
当院では、経験豊富な専門ドクターが一人ひとりに合わせた丁寧なカウンセリングを行い、最新の技術で最善の治療を提供いたします。

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