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生まれたばかりの赤ちゃんのお口には、虫歯菌はいません。
キスなどのスキンシップを通じて、パパやママなどのまわりの大人の方のお口から虫歯菌がうつると考えられています。
そのため、赤ちゃんのお口の健康を守り、生涯を通じて虫歯になりにくい子にするためには、まずはパパ・ママのお口を健康な状態にすることが大切です。
赤ちゃんが生まれてからだと、育児が忙しくてなかなか歯科医院へ通院できなくなりますので、妊娠がわかったタイミングでメンテナンスを受けて、お口を健康な状態にしておくようにしましょう。
赤ちゃんに乳歯が生えたら、歯磨き習慣をスタートさせるようにしましょう。
最初は歯ブラシに慣れてもらうことを目標に、楽しい雰囲気で歯磨きするようにしてください。また当院では1歳6ヶ月前後から、歯科医院での検診やフッ素塗布をおすすめしています。最初は怖がって泣いてしまうかもしれませんが、徐々に歯医者さんの雰囲気に慣れて、一人でもチェアに座れるようになりますので、私たちと一緒にお子様の成長をゆっくりと見守っていきましょう。
乳歯や永久歯の生え始めの時期は、その子の一生のお口の健康を左右する大事な時期です。この時期を健康に過ごせれば、虫歯菌の繁殖を抑えて、病気知らずのお口を実現させることが可能となります。
なお、「乳歯は生え変わるから虫歯になっても大丈夫」と思っている方もおられるかもしれませんが、そうではありません。乳歯の虫歯は永久歯に様々な悪影響をおよぼす恐れがありますので、そのままにせずにきちんと治療を受けさせてあげるようにしましょう。
日本矯正歯科学会では「7歳までの矯正相談」を推奨しています。ただし、受け口などは3~4歳からでも治療を開始した方が良いでしょう。お子様の矯正治療はタイミングが大事で、適切な時期に開始することで将来の負担が軽減できるようになります。
相談したからといってすぐに治療を開始しなければいけないわけではありません。タイミングを逃さないためにも、お子様の歯並びが気になる場合はまずは一度ご相談ください。
中学校から高校にかけて、親知らず以外のすべての永久歯が生え揃います。本格的な矯正治療をご検討中なら、きれいな歯並びを作る最適な時期だと言えます。
思春期のお子様の場合、矯正装置が目立つことを気にされていると思いますが、今では目立ちにくい装置もあります。お一人おひとりのご希望や歯並びに応じて、最適なものをご提案させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。歯並びをきれいに整えることは、見た目だけでなく、虫歯や歯周病などの病気予防にも効果的です。
大人の方がお口の健康を維持するうえで最も注意しなければいけないのは、歯周病です。歯周病は初期にはほとんど自覚症状が現れないため、なかなかご自身では気づけません。症状に気づいた時にはすでに進行していた…というケースもよくあります。
日本人の成人の80%が歯周病に罹患しているとされていて、歯を失う一番の原因と言われています。こうした歯周病から歯を守るためには、歯科医院での定期メンテナンスが欠かせません。3ヶ月に1回程度のペースで歯科医院を受診して、お口を歯周病から守るようにしましょう。
虫歯や歯周病、事故などで、やむなく歯を失ってしまうことがあります。 歯列の中ほどの歯が抜けた後、そのまま放置していると歯並びが変わって、食事がしづらくなっていきますので、放置しておくのは基本的にはおすすめ出来ません。 そのような場合、失った歯の部位にもよりますが、人工的な歯を入れることで、ある程度まで回復することができます。
近年、インプラント治療をはじめとする治療法の確立よって咀嚼能力、審美性が劇的に向上しています。
高齢者特有の全身的、局所的注意点もしっかりと配慮し、適切な治療を行っていくことにより、数多くの高齢者の方に素晴らしい笑顔を取り戻していただきたいと考えています。
妊娠中は女性ホルモンの分泌量の増加によって歯周病菌が増殖しやすくなったり、唾液の減少により虫歯リスクが高まったりするなど、お口の中が病気になりやすい環境となります。
さらに、つわりのためにブラッシングがしづらくなり、口腔内を清潔な状態に保つのが難しくなります。
妊娠中でも基本的な歯科治療は受けられますので、ご自身のためにも、そして生まれてくる赤ちゃんのためにも、歯科医院でお口の中を健康で清潔な状態にしてから出産を迎えられることをおすすめします。