平野歯科コラム

むし歯とは

2019.08.27

むし歯とは、むし歯菌がつくり出す酸によって歯が溶けてしまう病気です。
むし歯菌は、歯に付着するプラーク(歯垢)の中にいます。

歯は、表面からエナメル質、象牙質、歯髄の3層でできています。
エナメル質は体のなかで最も硬い組織です。
象牙質はエナメル質よりも軟らかく、むし歯が広がりやすい部分です。
歯髄には、神経や血管が通っています。

むし歯菌は、まず歯に付着して歯垢(プラーク)を作り、食べ物に含まれる糖質を使って酸を作ります。
この酸が、エナメル質の内部から歯の成分であるカルシウムやリンを溶かし始めます。
これを「脱灰(だっかい)」といいます。

通常は、唾液に含まれるカルシウムイオンなどによって修復されます。
これを「再石灰化(さいせっかいか)」といいます。

しかし、歯にプラークが付着していると、むし歯菌が作る酸によってエナメル質からカルシウムイオンなどが溶け出します。
すると、再石灰化が追いつかなくなり、むし歯になります。

むし歯ができやすいのは、プラークがたまりやすい歯と歯の間や、歯ぐきに近い部分です。
加齢や歯周病によって歯ぐきが下がってくると、露出した象牙質からむし歯になることもあります。

また、過去にむし歯治療をした詰め物やかぶせ物と、歯との間にすき間ができて、内側がむし歯になっていることもあります。

むし歯のごく初期は、エナメル質が表層下で少し溶け始めた段階です。
むし歯の部分が斑点状や帯状に白く濁ります。もう少し進行すると、エナメル質が溶けて穴があきます。
この段階では、痛みを感じることはほとんどありません。

さらに進行すると、むし歯が象牙質や歯髄にまで広がります。
歯髄の神経が炎症を起こすと、ズキズキした痛みが生じたり、膿がたまったりすることもあります。

最終的には、歯の根元しか残らなくなり、歯を失うことになります。

痛みが出るころにはむし歯がかなり進行していることが多いので、できるだけ初期の段階でむし歯を発見することが大切です。

むし歯にならないことが理想ですが、むし歯になってしまっても初期の段階で発見できていれば、歯をあまり削らずに、一度で終わるコンポレットレジンによる治療をすることもできます。

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