平野歯科コラム

フッ素の疑問Q&A

2019.09.30

Q. 何歳からフッ素を始めた方が良い?
 

生えた直後の歯(乳歯、永久歯の萌出直後)は唾液中のミネラル(カルシウムやリン)などを取り込んで、2,3年かけて成熟し硬くなります。この期間はエナメル質の石灰化(唾液中のカルシウムやリンがつくこと)が十分でなく、ムシ歯菌が産生する酸に対に対して抵抗性が弱くムシ歯になりやすいです。また進行も早く、痛みを感じにくいため気づかないうちに数ヶ月で穴が開いてしまうケースも少なくありません。
その反面、この時期の歯質は反応性が高くフッ素を取り込みやすいためエナメル質の石灰化を促進し耐酸性を高めることができるのです。それゆえ、生えた直後の歯に対してフッ素を塗るのが最も効果的でムシ歯予防が期待できます。
歯科医院で高濃度のフッ素を定期的に塗布したり、ホームケアとして家庭でフッ化物配合の歯磨剤や洗口剤を持続的に使用することにより、更に効果を発揮すると言われています。
その為、乳前歯が生え出す1歳頃から永久歯が生え終わる15歳頃まで定期的に塗るのが望ましいです。 
 

Q.フッ素にはどんな予防の種類がある?(局所応用について)                                 

 

フッ化物局所応用の種類(歯の表面に直接作用する予防法)

① フッ化物歯面塗布 :歯科医師や歯科衛生士のような専門家がエナメル質の表面に直接
 フッ素を塗る予防法です。年に2回~4回塗るのが効果的です。

            □濃度 9000ppm(高濃度)
            □効果 歯の表面に結晶を作る(歯質強化)耐酸性の向上

② フッ化物洗口  :フッ化物配合の洗口液を口に含み、ぶくぶくうがいをし
          歯にまんべんなくフッ化物を作用させる予防法です。
          うがいができる年齢から開始します。(4歳頃からが望ましいです) 
             
           □濃度 450ppm(低濃度)
           □効果 再石灰化の促進・脱灰の抑制・酸の産生抑制

③ フッ化物配合歯磨剤:お子様から誰もがセルフケアとして実施できる予防法です。
毎日の歯磨きに使用することで簡単にムシ歯予防ができます。
           □濃度 1500ppm(低濃度)
           □効果 再石灰化の促進・脱灰の抑制・酸の産生抑制
                          
高濃度のものと低濃度のものではメインの効果、作用が違うため、毎日のホームケアと数ヶ月に1回のプロフェッショナルケアの両方を行い、フッ素で歯を強くしムシ歯を予防しましょう。
 
                      

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