平野歯科コラム

歯垢・歯石とは?

2019.10.29

歯垢・歯石とは?

□歯垢について
歯垢(プラーク)は食べ物の残りカスと思っている方もいると思いますが、まったく別のものです。歯の表面に白色または黄白色でネバネバしたものがついているのを見たことはありませんか。これが歯垢です。
歯垢は細菌のかたまりです。歯垢は歯の表面に複数の細菌(微生物)が付着し増殖したものです。歯垢は複数の細菌が集まり重なって形成されるため、バイオフィルムの典型例です。
また、歯垢は虫歯・歯周病の発症や進行に大きく関与します。
(バイオフィルムは物質の表面に微生物(細菌)が付着し集まってできた層状の構造物のことです。身近なところではお風呂などで見られるヌメリがこれにあたります。)
歯垢は歯の表面に強く付着し洗口では取れないため歯ブラシやデンタルフロスを使用し
除去しましょう。特に奥歯や歯と歯の間、歯茎の境目などは付着しやすいです。
また、歯茎の中に入り込んだ歯垢(歯肉縁下プラーク)はスケーリングなどによる機械的除去が有効です。
食べカスと歯垢は別のものとお伝えしましたが、食べカスはプラーク中の細菌の栄養源となるため残さず取り除くことが重要となります。

 

□歯石について
歯石は歯垢が唾液中に含まれるカルシウムなどと結合し、石灰化したものです。
個人差はありますが、歯垢が2~3日で石灰化し始め歯石へと変化します。
歯ブラシでは取れないので、歯科医院で除去してもらわなければなりません。

 

〇歯肉縁上歯石(歯肉の上に付く歯石)
肉眼で見ることができ、下の前歯の裏側と上の奥歯の外側に付きやすいです。
一般に黄白色で比較的簡単に器具で除去できます。
〇歯肉縁下歯石(歯肉の中に入り込んだ歯石)
病的な歯肉の内側に入り込んで歯面に強固に沈着します。色は黒褐色で歯周病菌の絶好の住み家となり放っておけば歯を支えている骨がどんどん溶かされ歯は抜け落ちてしまいます。

歯石自体には病原性はないですが、歯石の表面は粗造でザラザラしているため多くの歯垢が付着しやすく、隙間に入り込んだ歯周病菌はどんどん増殖し毒素を出し始め、歯肉を腫れさせます。
歯石かな?と思ったら早めに歯科医院で除去してもらうことが重要です。
また、歯石は一度除去してもしばらくすると再付着します。定期的に除去し、正しい歯磨きをマスターして歯垢を確実に除去することが歯周病予防につながります。

イラスト引用元:https://www.dental-sozai.com/様

 

 

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