平野歯科コラム

唾液について

2019.12.10

こんにちは。歯科衛生士の原です。
今回は唾液についてお話したいと思います。
唾液は皆さんの健康に深くかかわっています。健康に???と疑問に思われる方が多いと思います。 
これから唾液のパワーについて説明していきますね。

唾液の働き・・・
唾液には、健康に関わるさまざまな働きがあります。例えば、食べ物の消化を助けたり、味を感じやすくしたり、食べ物を飲み込みやすくする働き。それから、口の中の汚れを洗い流す、口の中を清潔で健康に保つ働きがあります。さらに、口の中を通して外部から入ってくる細菌などから体を守るための免疫機能という重要な働きもあります。

1 消化を助ける
唾液に含まれる酵素(アミラーゼ)が食べ物に含まれるでんぷんを分解し、胃で消化されやすい状態にします
2 味を感じやすくする 
舌にある味蕾(みらい)に唾液が味のもととなる物質を運ぶことで、食べ物の味を感じることができます
3 食べ物を飲み込みやすくする  
硬くパサパサしたものでも、唾液と混ざることで、まとまって噛みやすく、飲み込みやすいものになります
4 口の清潔を保つ
唾液は、お口の中を絶えず流れていて、食べかすやお口の中に住んでいる細菌を洗い流し、むし歯や口臭を防ぎます
さらに、飲食で酸性に傾いたお口の中を中性に戻す作用(緩衝能)があります
むし歯の原因菌(ミュータンス菌)は、食べ物に含まれる砂糖や炭水化物を分解して酸を作りますが、唾液はこれを中和してむし歯の始まりを防ぎます
5 口の健康を保つ
 唾液が口の中の粘膜全体を覆って保湿・保護します
  唾液に含まれるカルシウムやリンなどは、歯の再石灰化を促進し、むし歯になりにくくします。再石灰化とは、唾液中のカルシウムやリンが酸によって溶けだした歯の表面に付着して歯を修復してくれます
  唾液が多いほど再石灰化の働きが強まります
6 全身の健康を保つ
  口から入ってくる細菌の増殖を防ぐ抗菌作用を持ち、唾液に含まれた免疫物質は、粘膜からの細菌感染を防ぎます

唾液は主に、耳下腺・顎下腺・舌下腺という3つの多きな唾液腺から、1日に1000~1500ml
ほど分泌されます。

唾液は加齢的影響で30代をピークに減少していきます。唾液の分泌量は、ストレスや疲れ、加齢、薬の副作用などで減少することもあります
口の渇きやネバつきを感じることが多い場合には、食事の際にはよく噛むようにしましょう。また梅干しなどのすっぱいものを食べると、唾液の分泌量が増えます。朝など、唾液が出にくいと感じるときは、すっぱいものを食べるのも、ひとつの方法です。
さらに、唾液腺のある場所を軽くマッサージしたり、舌を意識的に動かしたりすることも、唾液の分泌を促すのに有効です。

口が渇く、乾いた食品が食べにくい、口の中がネバネバする、パサパサする、口臭がある、味覚がおかしいなど気になることがあれば早めに医師にご相談ください。

イラスト提供元 

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