平野歯科コラム

健康にいいことしていますか? ~虫歯じゃないのに歯が溶ける!?『酸蝕歯』~

2020.06.23

こんにちは!
歯科衛生士の岡本です。

梅雨入りし、ジメジメ蒸し暑い日が続きますね!

今年は換気のために医院のドアを開放しているので、雨音が聞こえ、いつもより梅雨を感じながら診療しています!

 

 

 

 

さてこれからの季節、気をつけなければならないのが『熱中症』

暑い日に特に気をつけたいのが、熱中症予防に水分補給。

最近はスーパーやコンビニ、自動販売機にもたくさんの種類の飲み物がずらりと並び、どれにしようかと迷いますね。
ペットボトルの普及もあり、いつでもどこでも手軽に飲み物を手にすることができるようになりました。

皆さんはどんな飲み物で水分補給をされていますか?

 

 

 

 

そして健康(身体)にいいこと、何かされていますか?

実は飲食物や健康維持にいいと思っていることが、身体にはよくても、もしかしたら気がつかないうちに、お口の中に何か影響がでているかもしれません。

今回は、虫歯じゃないのに歯が溶ける!?
『酸蝕歯』についてお話させていただきます!

☆酸蝕歯ってなに?☆

酸蝕歯とは、酸性度の高い飲食物(柑橘類、酢、炭酸飲料など(pH5.5以下))の酸によって、歯の一番外側の表面のエナメル質が溶ける状態をいいます。

そして一度溶けてしまった歯は復活困難で、症状がお口全体に広がります。

酸蝕歯は、お口の中の二大疾患といわれる「歯周病」、「虫歯」に次ぐ「第三の歯科疾患」とも言われ、4人に1人が酸蝕歯というデータがあると言われているのです!

 

 

 

 

 

☆酸蝕歯はどうしてなるの?☆

歯の表面にあるエナメル質は、お口の中が酸性(pH5.5以下)になると溶けだします。

酸性度の高い飲食物(柑橘類、酢、炭酸飲料など)がお口の中に入る回数が多い、または時間が長いと口の中が酸性に傾く時間が長くなります。そうすると歯の表面が溶け、酸蝕歯になりやすくなります。

よって頻繁に酸性度の高い飲食物を取る場合は、注意が必要です。
酸蝕歯の怖いところは、1回の酸の摂取で歯が溶けるのでなく、歯の表面が飲食物などの酸に長時間さらされ除々に溶けるので、すぐに症状が出ないため気づきにくいのが特徴です。

また飲食物以外では、胃食道逆流症などの胃や食道の病気、あるいは暴飲暴食といった生活習慣などで、胃酸が逆流する状態が続いている場合も酸蝕歯になりやすくなります。

 

 

 

 

 

☆酸蝕歯の症状・特徴☆
・冷たいものや熱いもので歯がしみる。
・歯の一部が透けて見える。
・歯の表面に艶がない。
・歯の表面にヘコみが見られる。
・詰め物に大きな隙間がでてくる、外れやすくなる
などです。

歯がしみる、見た目が悪くなったり、かみ合わせが悪くなったりするだけでなく、程度や場合によっては放置していると、歯の表面のエナメル質が溶けた部分から虫歯になりやすくなるという影響もあります。

 

 

 

 

 

☆酸蝕歯のリスクをチェックしてみましょう!☆

□柑橘類、キウイなどのフルーツをよく食べる。
□健康のために、酢の入った食品や飲料を定期的に摂取する。
□炭酸飲料をよく飲む。
□マヨネーズ、ドレッシングをよく使う。
□クエン酸入りパウダーを水に溶かして習慣的に飲む。
□梅干しや酢漬けの食品をとてもよく食べる。
□フルーツジュースや野菜ジュースをよく飲む。
□フルーツやお酒を飲食した後、すぐに歯磨きをする習慣がある。
□ゲップなどで口の中に胃酸の逆流がよく起きる。

いかがですか?
何か当てはまるものはありましたか?
当てはまる場合は、今からでも遅くはありません!注意して下さいね!

 

 

 

 

☆酸蝕歯の治療は?☆

酸蝕歯の治療の基本は歯磨き。歯質を強化するフッ素などの成分が含まれている歯磨き剤などを使います。(現在、多くの歯磨き剤にフッ素が入っています。)
歯科では、穴が空いたり欠けたりするなど、歯に大きな影響が出ているときは、詰め物やかぶせ物をする治療が行われます。

 

 

 

☆酸蝕歯を予防するには?☆

●炭酸飲料などの酸性度の高い飲料を長時間口の中にためない。
→口の中にためずに「ゴクッ」と飲む。ストローで飲むのもよい。

●酸性度の高い飲食物を口にしたら、水でうがいをする。
→うがいができない時は、水を飲む、お茶を飲む。歯の表面に酸を停滞させない、ついた酸を出来るだけ洗い流し、お口の中が酸性に傾いている時間を短くする。(すぐに硬い歯ブラシで磨くと歯の表面が削れるので注意!)

●酸性度の高い飲食物を口にする回数を少なくする。
→回数が多いと、歯の表面が溶けている時間が長くなります。

●唾液の分泌が少なくなるスポーツの後、就寝前、そしてスポーツの最中の水分補給も、酸性度の高い飲食物は控える。
→特に酸性度の高いものを飲食した後にくいしばると、柔らかくなった歯の表面に力がかかり、削れやすくなるので注意が必要です!

酸性度の高い食品が、摂り方によっては歯に影響を及ぼすことはありますが、だからといって悪いものではありません!
お口は健康の入り口です。
そのお口という健康の入り口を守りつつ、身体にいいもの健康にいいものを上手に摂取して、健康で元気な日々を過ごしましょう!

もしお口の中に何か不安があれば、いつでもご相談下さいね!

 

 

 

 

 

そして…
今年は新型コロナウィルスの出現に伴い、環境省及び厚生労働省より「新しい生活様式」における『熱中症予防行動のポイント』が以下のように出ています。

①暑さを避けましょう
②適宜マスクを外しましょう
③こまめに水分補給しましょう
④日頃から健康管理をしましょう
⑤暑さに備えた体作りをしましょう

暑さに負けず、健康に夏を乗り切りましょう!

 

 

 

イラスト引用先:
http://www.shika-sozai.com歯科素材屋さん様

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