平野歯科コラム

よく噛むこと

2020.09.15

こんにちは。

歯科助手の細井です。

 

子どもの頃、食事の時「よく噛んで食べてね」と言われませんでしたか?

今回は、この「噛む」についての重要性を皆さんにお伝えしていきます。

 

「正しく噛む、噛める」

心身の健康作りに大きな効果があることが、最近の研究や報告で明らかになってきています。

「噛む」効用について、わかりやすい標語を学校食事研究会が作っているので、ご紹介たします。

 

「ひみこのはがいーぜ」

・・肥満を防ぐ

よく噛むことによって、食欲抑制、溜まった脂肪を燃焼してくれる脳内ホルモンである「レプチン」

が分泌されます。

 

・・味覚の発達

よく噛んで食べると、味細胞が刺激され、食べ物の素材の味がよくわかるようになります。

 

こ・・言葉の発音がはっきり

成長期のお子さんが、よく噛んで食べることにより、お口の周囲の筋肉が鍛えられ、顎の発達を

促し、歯並びが良くなる効果が期待できます。歯並びが良いか悪いかで滑舌にも大きく関わって

きます。大人の場合は、噛む筋肉が鍛えられ、ほうれい線、首のシワ、二重顎が目立たなくなり、表情が豊かになり、発音が良くなる効果が期待できます。

 

の・・脳の発達

よく噛むことが脳細胞を刺激し、脳の血流がアップ、脳を活性化、自律神経とホルモンバランスが整います。お子さんの場合は学力向上、高齢者の場合は認知症予防効果が期待できます。

 

は・・歯の病気予防

よく噛むことが唾液腺を刺激し、唾液の分泌を促します。唾液は消化酵素の働きだけではなく

お口の中を洗い流す自浄作用、酸を中和する緩衝作用、細菌と戦う抗菌作用、酸に溶かされた

歯を修復する再石化作用などの働きを持っています。このような働きにより虫歯や歯周病から

歯を守ってくれています。

 

が・・がん予防

唾液には様々な酵素が含まれています。その一つ「ペルオキシターゼ」という酵素は、発がん物質

の発がん作用を消してくれる働きを持っています。

 

い・・胃腸の働きを促進

よく噛んで食べると、唾液がたくさん出て、唾液に含まれる「アミラーゼ」「マルターゼ」「リパーゼ」などの酵素によって消化が行われ、胃腸の消化を助けてくれます。胃がしっかりと活動して代謝の良い身体になると、太りにくくなります。

 

ぜ・・全身の体力向上

人は力を出す時、歯を食いしばって力が最大限に発揮されます。また、しっかりと噛み合わせができないと、身体の平衡バランスも悪くなり、転倒しやすくなることがわかっています。噛み合わせは

運動能力に大きく関わっています。

 

「よく噛んで食べるポイント」

①急いで食べない

食べ物によって噛み応えは違います。

一口30回を目安によく噛んでゆっくりと味わって食べましょう。

 

②飲み物で流し込まない

食べ物が口の中にある時は、飲み物を摂らないようにしましょう。

飲み物で流し込んでしまうと、食べ物が細かくならないうちに胃に送られてしまうので消化に

よくありません。よく噛むと、食べ物が細かくなり、自然に飲み込めるようになります。

 

「注意点」

  • 強く噛みしめない。
  • 左右均等に噛むことを意識。
  • 噛み合わせの違和感は放置しない。

よく「噛む」ことは、単に食べ物を身体に取り入れるためだけではなく、歯の健康、美容、身体の機能など、身体全体の改善に重要な働きをしていることがわかりましたね。

 

虫歯や歯周病以外に、噛み合わせでお困りでしたら、かかりつけ歯科医に早めにご相談下さい。

 

(イラスト引用元:https//www.photo-ac.com  photoAC様)

 

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