平野歯科コラム

「80歳でステーキを食べられるように」 〜フレイルと食事〜

2020.09.26
「80歳でステーキを食べられるように」
こんにちは。平野歯科クリニック歯科医師のかわさきです。
前回の細井さんの記事に続き、今回も食事と歯科についてお話します。
いつも、コラムを見て下さる皆さん、本当にありがとうございます。皆さんは好きな食べ物はありますでしょうか?
僕は昔から赤身の多い牛肉のステーキが大好きです。
ご高齢の患者様とお話ししていたときに、こんなお話を聞いた事があります。「入れ歯にしてから、ステーキみたいな硬いもの噛めなくなった。昔は大好きだったのに、あまり食欲が湧かない。」その方は歯周病で奥歯を失い、大好きだったお肉が食べられなくなってから、体重が落ちて身体が細くなったと話されてました。
これは、以前に歯科衛生士の岡本さんがコラムで紹介していたフレイルと呼ばれる栄養失調に伴う体力低下の一種です。人間は肉、魚などのタンパク質の摂取量が落ちると、筋力が低下します。特に運動不足、タンパク質の摂取不足に陥りやすい高齢者は、急速に体力が低下し、いわゆる寝たきり老人となってしまうケースが後を絶ちません。
80歳で20本以上自分の歯が残っている方は、全身的にも健康な方が圧倒的に多いです。フレイルの予防は食事をしっかりと噛んで、飲み込むこと、よくしゃべることが有効です。患者様が80歳でもしっかりとステーキが食べられる事は、人生を健康なまま終えるという素晴らしい目標です。自分の歯を守り、噛めるお口を守るためにも、定期的に歯科医院を受診しましょう。
まとめ
・人間はお肉を食べることできないと、筋力が低下する
・高齢者は歯を失うと寝たきりになりやすい(フレイル)
・フレイルの予防はお口の健康を整えることから
・80歳でステーキが噛めるようになろう

072-743-5475

WEB初診予約