こんにちは。
箕面市の歯医者 平野歯科クリニック歯科衛生士の安見です。
先日、3月11日は、東日本大震災から10年…。
10年の重みと、災害の恐ろしさを改めて感じる1日となりました。
その2011年の東日本大震災や2016年の熊本地震で、避難所生活をしている際に
病気になったり、持病が悪化したりしたことによる「災害関連死」のトップが、
肺炎や気管支炎など「呼吸器系の病気」によるものだったことをご存知でしょうか…?
過去のコラムでも、いくつかお話しさせていただいておりますが、お口の中を清潔に
保つことで、虫歯や歯周病を予防するだけでなく、
・感染症(かぜやインフルエンザなど)の予防。
・誤嚥性肺炎の予防。
・がんやアルツハイマー型認知症の予防。
などの予防に役立つことがわかっています。
災害時、避難所や車中泊などの生活では、歯磨きなどお口のお手入れがおろそかに
なりがちです。
その結果、誤嚥性肺炎など呼吸器系の病気が発症しやすくなります。
災害は、突然やってきます。
日常のお口のお手入れを、非常時にも行えるよう「歯ブラシなどのケアグッズ」を、
非常用持ち出し袋に加えて、もしもの時に備えておきましょう~。