こんにちは、箕面市の歯医者 平野歯科クリニック歯科衛生士の延原です。
4月に入り、春の日差しが心地よい季節になってきましたね。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
さて今回は口臭についてお話させて頂きます。
『最近口臭が気になる・・・』『毎日歯は磨いているんだけど・・・』などお悩みの方はいませんか?
口臭が気になると、楽しい会話も弾まないですよね。
マスク生活が長引く中で、自分の口臭を気にされている方も多いのではないでしょうか?
☆口臭の原因の多くは口の中にある?!
口臭の原因の多くは口の中にあると言われています。
~口の中の病気が原因~
■歯周病が原因
歯周病は口の中にいる細菌が歯茎に炎症を起こさせる病気です。
炎症が続くと、歯と歯茎の間の溝が深くなります。
口臭の原因はこの深い溝の中(歯周ポケット)にいる細菌が作り出すにおい物質です。
そのため歯周病が進行すると口臭が強くなるので注意が必要です。
■むし歯が原因
むし歯が進行し放置すると、痛みだけではなく神経はやがて死んで腐ってしまいます。
この時に発生する臭いが口臭の原因になります。
■舌苔が原因
舌苔とは口の中の細菌や食べかす、粘膜から剥がれた上皮が集まり舌の表面に付着したものです。舌の表面は凸凹しているため舌苔がたまりやすいです。
舌の表面に舌苔が多くたまっているほど口臭が生じやすくなります。
また、白く薄い舌苔は問題ないことが多いです。舌の状態をみて厚みのある舌苔があるかチェックしてみてくださいね。
~その他の原因~
その他には臭いの強いものを食べたり、全身の病気などが関係して口臭が起こることもあります。
また、唾液の量が減ると口の中が乾燥するため口臭が起こりやすいです。
特に寝ている間は唾液の量が減り細菌が増えるので、起床時は日中に比べ口臭が強くなります。
☆口臭を予防するためにはどうする?
口臭の原因となる細菌の数を減らすことが重要です!!
〇毎日の歯磨きで歯垢を取り除きましょう
歯間ブラシやデンタルフロスも使用し歯と歯の間に付着した歯垢も取り除いてください。
〇舌ブラシを使用し舌苔と取り除きましょう
舌ブラシを使って、奥から手前に2、3回優しく磨いてください。1日1回の舌磨きで十分です。強く舌ブラシでこすると舌の表面にある味を感じる味蕾と呼ばれる組織を傷つけるため注意してくださいね。
〇定期的に検診を受けて、口の中の細菌を減らし健康を保ち口臭を予防しましょう
〇唾液の量を増やし口臭を予防しましょう
唾液には口の中の細菌を洗い流し、清潔に保つ働きがあります。
唾液腺があるところをマッサージしたり、食事の際はよく噛んで唾液の分泌を促しましょう。キシリトール入りのガムの使用も効果的です。
その他には、ストレスをためない、水分補給をこまめに行うようにしましょう。
気になる症状がございましたらお気軽にご相談くださいね。
イラスト引用先
https://www.dental-sozai.com(歯科素材.com様)
http://www.shika-sozai.com(歯科素材屋さん様)
https://www.irasutoya.com(かわいいフリー素材集 いらすとや様)
https://www.club-sunster.jp/article/column/oral/666/( SUNSTAR様)