平野歯科コラム

レントゲン検査について

2021.11.01

こんにちは。歯科医師の日高です。
季節の変わり目で、急に寒くなりましたが、体調崩されていないでしょうか。
くれぐれもご自愛下さいね(^ ^)

 

 

さて、今回はレントゲン写真についてお話ししたいと思います。
歯医者に行ったら、だいたいの方がレントゲン写真を撮影しているかと思いますが、何を見ているかご存知でしょうか。
歯や骨の状態を、表層から肉眼では見ることのできない深部まで観察することができ、
虫歯や歯周病の状態を把握するための有効な検査法なんです。

 

 

レントゲン検査には主に
① デンタルエックス線撮影
② パノラマエックス線撮影
③ CT撮影
があり、それぞれ利点・欠点があり、目的に応じて使い分けられています

 

 

 

1. デンタルエックス線撮影
ピンポイントで撮影するため、撮影範囲は狭いですが、
虫歯、歯槽骨、歯石の状態、根管治療の状態、被せ物の適合などが最も詳細に観察できます。

 

 

 

2. パノラマエックス線撮影
上下の歯列と歯の状態、骨の中の異常、下歯槽神経の位置などを撮影します。
1枚の写真に顎骨や歯列全体を全て撮影できるため、口腔内の全体がどのような状態なのかを把握しやすく、診察に大いに役立ちます。

 

 

3. CT撮影
歯科用CT(Computed Tomography)では、CT撮影装置とコンピューター処理により撮影データを3次元的に構築し、骨の状態などが正確・高精度に診断できます。
デンタルエックス線撮影やパノラマエックス線撮影では判断が難しかった骨の厚みや密度までも簡単に計測できる様になるので、より高度な治療が可能になります。

では、CT撮影で分かることを挙げていきます!

❶インプラント治療
今やインプラント治療において、CT撮影は不可欠です。
インプラントを安全に埋入するには、顎の厚みや密度、神経や血管の走行を把握することが必要になりますが、レントゲンだけではこれらを全て把握することはできません。
しかし、CT撮影でこれらが正確に算出されることで治療の成功率は飛躍的に向上します!
また、インプラントの埋入量や方向なども正確にシミュレーションできるので、CT撮影なしで行う手術に比べると安全性・確実性を高めることはもちろん、患者様の治療の負担を軽減することにも繋がります。

 

 

❷歯周病治療
歯周病で失われた骨の状態をレントゲン写真よりもっと詳しく観察することが可能です。

 

 

❸神経の治療
3次元的に絡み合う歯の神経の治療は、これまでのレントゲンでは正確に診断できませんでしたが、CT画像は任意の場所を正確に立体化できるため、治療の精度や予後に大きな差が出ます。

 

 

❹親知らずの診断
親知らずのすぐそばを通る大きな血管と太い神経までの距離を0.1mm単位で正確に計測できるので、神経麻痺が出る可能性がある親知らずの抜歯もCT撮影で安全に行うことができます。また、歯牙や上顎洞の形態も3次元的にイメージできます。

 

 

❺歯の破折
歯の割れた方向によっては、これまでのレントゲンでは全く診断が不可能だったケースでも、立体的な画像が得られるCTでは正確な診断が可能になる場合があります。

 

 

この様に、CT撮影ではさまざまなことが分かるので、診断に大いに役立っていることが分かって頂けたかと思います。

 

 

 

今回は、レントゲン撮影の種類とそれぞれの詳しい話をさせて頂きました^ ^
ちゃんと意味があって撮影していたんですね〜

「この写真は何のために撮っているんだろう?」

と疑問に思った場合は、聞いていただければ何でもお答えいたします(*^^*)

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