デコボコした歯並びが気になり、矯正相談希望で来院された患者様です。大学在籍中に来院され、大学卒業までに綺麗な歯並びにしたいとのことでした。上顎前突(上顎の方が前にある状態)だったので、上顎小臼歯を抜歯し、上のガタガタしている前歯を後ろに引くことによって適切な噛み合わせの獲得を目指しました。最終的な歯の移動量を考慮して、今回はマウスピース矯正による治療を選択しました。
・上顎両側第一小臼歯抜歯
・上顎前歯の遠心移動
非常にコンプライアンスの良い患者様で、治療計画通りに治療が進み、終了することができました。マウスピース矯正の場合は1日22時間以上マウスピースを装着していただく必要があります。 また治療直後も矯正前の位置に歯が戻ろうとするので、歯の位置の固定用のマウスピースを就寝時に使用していただく必要があります。今回のケースではマウスピース矯正を選択しましたが、一般的に抜歯を伴う矯正治療はマウスピース矯正よりもワイヤー矯正が選択される場合が多いです。しかし、症例によってはマウスピース矯正でも十分に良好な結果が得られます。歯並びが気になっている患者様は是非当院にご相談下さい。