WEB予約
インプラントの安全性について|箕面市の歯医者

ブログ

blog
カテゴリ:医院コラム

インプラントの安全性について|箕面市の歯医者

箕面市 歯医者 平野歯科クリニック

院長 平野 琢起

 

皆さんこんにちは!

医療法人平野歯科クリニック院長の平野です。

 

本日はインプラント治療における安全性についてお話をしたいと思います。

皆さんはインプラント治療における正しい知識を持っていますでしょうか。インプラント=危険というイメージを抱かれている方が多いかと思いますが、それは一昔前の話です。本日はインプラント治療とはどんな治療で、皆さんが気になっている安全性について触れていきたいと思います。ぜひ最後までご覧ください。

 

□インプラントとは

まずはインプラントについて解説していきます。インプラントとは歯科治療の一種で、チタン製の人工の歯根を顎の骨に埋め込んでいく手術となります。

チタンとは耐久性・耐熱性に優れた金属であり、人体との親和性も高い素材となっています。歯科だけでなく人工関節のような治療にも適用されている素材のため、安全性についても実証済みとなっています。ただし、金属アレルギーのある方は事前に担当医と相談しておくことをおすすめします。

インプラントは虫歯や歯周病などにより、歯を失ってしまった方や入れ歯に不満のある方におすすめの治療方法となります。先程述べた通り、人工の歯根によって支えられているため、ブリッジや入れ歯とは違い天然の歯に近い強度を持っています。また、歯があった部分にセラミックやジルコニアといった素材などで作製された人工歯を被せるため、自然な見た目となります。このように、高い強度と自然な見た目を持ち合わせているため、歯を失う前と変わらない生活を送れるようになることがインプラントの大きなメリットとなります。

 

□入れ歯とブリッジとインプラント治療の違い

歯を失った際の治療の選択肢は主に3つあります。1つ目は入れ歯治療、2つ目はブリッジ治療、3つ目はインプラント治療です。ここでは、入れ歯、ブリッジとインプラントの違いについて簡単に触れておきたいと思います。

 

インプラント治療は前述の通り、チタン製の人工の歯根を顎の骨に埋め込んでいく治療になります。そして、入れ歯治療も、インプラント治療同様に歯を失った際に用いられる治療方法の1つです。

 

入れ歯と聞くと馴染みのある方が多いかと思いますが、入れ歯治療は大きく分けて2つに分けられます。1つ目が総入れ歯、2つ目が部分入れ歯です。

 

名前の通りですが、総入れ歯は、上顎、下顎いずれかの残りの歯が全くない状態を補うために装着する義歯のことを言います。一方で部分入れ歯は、部分的に失った歯の箇所を補うために装着する義歯のことです。入れ歯には保険適用でできる治療と自費診療内で行う治療に分けられます。保険で行う診療の場合は1本3000円からとなっていますが、自費で行う場合には素材によって価格が大きく変動します。使っている素材だけではなく、作る工程もその患者さんに合わせた形で入念に作製を行うので、フィット感や噛み心地が変わってきます。

 

では次にブリッジ治療です。ブリッジ治療も歯を失った際に用いられる治療方法の1つです。

ブリッジはその名通り、歯を失った箇所に橋をかけるイメージで行われる治療のことです。この治療も保険診療で行うことが可能ですが、部分入れ歯の保険診療と比べると少し治療費が高くなります。また、セラミックという自費素材を用いて治療を行うこともできるので、強度を増すことが可能です。

 

ではインプラント、入れ歯、ブリッジの違いについて簡単に説明をしておきます。

まず保険適用についてですが、ブリッジ・入れ歯に関しては保険適用で治療を進めることができますが、インプラントは自費診療のみです。

 

治療期間ですが、ブリッジ・義歯については比較的短期間で作製が可能ですが、インプラントは期間が長くなります。

 

治療費用についても、インプラントは自費診療のみなので、高額になります。

 

但し、自分の天然歯のように噛める、また見た目が優れたものを使用できるなどの多くの利点があり、歯を失った際の最善の治療はなにかと聞かれれば、インプラント治療という回答になるかと思います。

 

入れ歯は手入れが大変で、むし歯や歯周病のリスクが高まるというデメリットがあり、ブリッジ治療も歯を失った横の天然歯を削らなければならないというデメリットがあります。

 

長期的に噛める力を残したい場合にはインプラント治療を選択されるのが良いかと思います。

 

□インプラント治療のリスク

インプラントは歯科治療の中で比較すると新しい技術となります。安全性は日々進歩していると言えますが手術を伴う治療である以上、リスクをゼロにすることは難しいものとなります。

また、手術中だけではなく術後にトラブルが起きてしまう可能性もあります。

インプラント手術の具体的なリスクについて、いくつかご紹介します。

 

インプラント手術のトラブルでは次のような事例が挙げられます。

 

<神経を損傷した>

神経を損傷した場合、顎にしびれや麻痺といった症状が出てしまい、リハビリなどが必要となってしまう場合があります。

 

<適切な位置にインプラントが入っていない>

インプラントの入った位置が適切でないと、噛む力が不十分になったり痛みを感じてしまったりすることがあります。

 

<インプラントが顎の骨に定着しない>

インプラントを埋め込む際、ドリルで顎の骨に穴を開けます。穴の大きさや深さが適切でない場合、痛みや腫れが引かない、インプラントが定着しないといったトラブルが起きることがあります。

 

<長持ちしない>

インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病にはなりますので、天然の歯と同様に手入れを行わないと長く持たなくなってしまいます。

これらのトラブルを避けるためには

先程も述べたとおり、インプラント治療は手術である以上リスクはゼロではありません。しかし、歯医者ではリスクを抑えるため下記のような取り組みを行っています。

 

<歯科用CTスキャンで徹底的にシミュレーション>

歯科用CTスキャンは手術の成否を分ける重要なポイントとなります。骨の状態を把握できるため、適切な治療を行うことが出来ます。インプラント治療が可能な状態かの判断のためにもCTスキャンは欠かせません。

また、CTスキャンによるデータを用いて、コンピューター上でシミュレーションを行えるのでより安全にインプラント治療を行うことが出来ます。

 

<衛生管理の徹底>

インプラントは手術を伴うため、衛生管理が通常の治療よりも重要となっています。滅菌された器具や使い捨ての製品を用いることで感染のリスクを抑えています。

 

<アフターケアの充実>

インプラント治療が完了した後もうまく噛めない、長持ちしない、といったリスクがあります。それを抑えるためにもアフターケアは欠かせません。しっかりお家でのケア方法をお伝えし、メンテナンスに来てもらうように呼びかけることで経過観察とともにしっかりとした口腔ケアでインプラントを長持ちさせる事ができます。

 

以上のことからリスクを抑え、安全性の高いインプラント手術を行うことが出来ます。

 

インプラント治療は日々進歩しており、CTスキャンやコンピューターによるシミュレーションの精度も上がっています。インプラントに興味がある方はぜひ、一度平野歯科クリニックでご相談ください。

 

箕面市 歯医者 平野歯科クリニック

院長 平野 琢起

プロフィールはこちら

 

◎その他の関連Blog

「歯ぎしり・食いしばり・顎関節症に対するボトックス治療について」

「矯正治療とセファロ分析について」

「歯を磨いているのに口臭が治らない理由とは?」

ページトップへ戻る